ヤクルトは、国内FA宣言が公示された楽天の美馬学投手(33)と5日に都内で初交渉を行う。3日、球団が発表。高津監督が、ラブコールを送った。

防御率4・78、失点739と12球団ワーストの数字から、来季は投手陣を立て直す。愛媛・松山で秋季キャンプの指揮をとっている高津監督は、美馬について「うちに入ってもらって、ワンピースとして協力してもらえたらうれしい。安定した投球で、ゴロで打ち取るタイプ。そういう投手は勝てる要素がある」と高く評価している。

ドラフトでは星稜・奥川恭伸投手(18)を3球団競合の末に引き当て、交渉権を獲得。2~4位までは大学生投手を指名し、即戦力を整えている。「あとはFAでいい投手を獲得できれば、チームの底上げにつながる。(交渉の)成功を祈ります」と照準を定める。