西武ドラフト6位の日大三・井上広輝投手(18)が15日、都内のホテルで初交渉を行い、契約金2500万円、年俸600万円で入団を内諾した。(金額は推定)

181センチ、82キロの堂々とした体格から、最速152キロを誇る本格派右腕。会見場に現れると「だんだん実感がわいてきました。いつかは球団を代表するような投手になりたいと思います」と力強く宣言した。2年夏の甲子園で150キロを投じて注目されたが、3年夏は聖地に届かず。「同期で入る(DeNA1位の桐蔭学園)森や(中日1位の東邦)石川と交流戦で対戦できれば。三振をとりたいです」と同世代打者へのライバル心をのぞかせた。

指名順は下位だが、潜在能力が高く、伸びしろも大きい。担当の竹下スカウトも「6位ですが入ってからが勝負。ヒジの使い方が柔らかく、パワー系でありながら、スライダーを出し入れできるクレバーなピッチャー。先発として十分やっていける」と期待する。

渡辺GMの指名あいさつ時に「小さい頃から西武ファンでした」と明かした18歳。あこがれの球団から、夢への1歩を踏み出す。