ロッテから国内FA権を行使した鈴木大地内野手(30)が楽天へ移籍することが18日、決まった。17日夜にロッテに退団の意思を伝え、この日午前には争奪戦に参加していた巨人に断りの連絡を入れた。

「マリーンズを好きという気持ちは、決してうそではありません。ただ自分の中で、野球選手として、ひとりの人間として大きく成長する、挑戦するという選択、決断をさせていただくことになりました」

10月28日の権利行使から約3週間。宣言残留を認める球団、巨人を含め行き先を熟考してきた。その間、残留を望む声が多数寄せられ、17日のファン感謝デーの際には「簡単に決められることではない」と心境を吐露。悩みに悩んだ。

ロッテの3年総額5億円超に対し、楽天からは4年総額7億円以上を提示され熱意を伝えられた。背番号は同じくロッテから楽天に移籍し、今季限りで引退した今江が背負った「8」などの空き番号から選択する。

鈴木は「決断した以上、中途半端にすることなく、まっすぐ、泥臭く、1歩1歩進んでいきたい。日本一の応援、声援、本当にありがとうございました」とロッテファンへの感謝をつづった。