楽天山崎剛内野手(24)が22日、仙台市内の球団事務所で契約更改交渉を行い、100万円アップの年俸1100万円でサインした。

2年目の今季は右肩の違和感などもあり、昨年の33試合から16試合と出場を減らしたが、プロ初本塁打を含む、27打数9安打で打率3割3分3厘と確かな手応えをつかんだ。

走塁面で覚醒した。2軍監督だった三木新監督にみっちりたたきこまれた成果で盗塁数が激増。イースタン・リーグ4位の22盗塁をマークし「盗塁王は絶対に取りたいと思う。そのためには試合に出なければいけない。出られれば自信あります」と初タイトルにも色気を見せた。

FAでロッテ鈴木の加入が決まるなど、内野のレギュラー争いは激化する。「負けないように頑張るというか、負けないです」とキッパリ。オフは藤田の自主トレへの参加を直訴した。「自分にとって師匠。野球人としても人間としても本当にかっこいいと思う」と心酔する同じ右投げ左打ちの職人から多くを学ぶつもりだ。

帰り際には「嶋さんから盗塁を決めます」とヤクルトへの移籍が決まった国学院大の大先輩へ挑戦状もたたきつけた。(金額は推定)