日本ハム大田泰示外野手(29)がメジャー挑戦への大志を明かした。1日、札幌市内で開かれた「シーズンシート2019オーナーズパーティー」にチームメートの中田、石井とともに出席。

トークショー前に「チャンスがあれば行きたい」と話すなど、メジャー志望を打ち明けた。

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大田が率直な胸の内を明かした。「まだ僕も夢を諦めていない。チャンスがあるのであればアメリカに行って野球に触れたいというのは夢の1つ」。札幌市内でのイベントに参加し、報道陣に向かって、海を渡り最高峰の舞台に挑む大志を口にした。

2歳年下のチームメート西川が、11月27日の契約更改後、来オフにもポスティングシステムを利用し米大リーグへ挑戦する意向を表明した。シーズンは1、2番コンビを組むなど打線をけん引してきた。その後輩に「夢を追い求めて頑張るというのは、何歳になっても頑張れる活力になる要素だと思う」と話した上で、「チャンスがあれば行きたい」と自身の目指すべき場所を再確認した。

巨人から移籍して3年目となった今季、132試合に出場しプロ11年目で初の20本塁打を達成したが、満足感はなかった。「まだ(メジャー挑戦への)そのステップまでいっていない現実を受け止めてやりたい」と、さらなる高みを見据えている。

来季新主将となる西川を全面的にバックアップする。「僕らの力が必要になってくると思う。遥輝が困っていたらサポートしてあげられたらいい」。日本ハム移籍後、まだ優勝経験はなく「僕はファイターズで優勝して、日本一を勝ちとる。そういう常勝軍団になって、自分としても価値を上げたいし、チームとしてもそういう位置づけにさせたい」。個人の成績以上に、まずはチームの成績が最優先ということに変わりはない。その先に世界への道が続いている。【山崎純一】