西武の入団会見を行った松坂大輔について、渡辺久信GMが獲得の経緯を明かした。

11日、都内のホテルでの会見直前、正式契約をかわしサイン。会見では、16番のユニホームに袖を通し、帽子をかぶらせた。16年ぶりの復帰を実現させた同GMは「メジャーから戻ってきて、ソフトバンク、中日と渡って、うちとしても検討しながら見送った経緯があった。(今季)中日退団のときに、もう1回ライオンズのユニホームを着てほしいという気持ちが強くなった。その後はとんとん拍子で決まりました」と獲得に動いていた。

プロ22年目。来季40歳を迎える「平成の怪物」。同GMは先発投手の戦力として期待を込める。「うちは特に先発が弱いというのがあって、大輔がきて相乗効果を期待したい。何勝とかではなく、1勝でも2勝でも投げて戦力になってほしい。1軍で投げている姿をファンに見てほしい」と、1軍マウンドで躍動する姿を思い描いた。