楽天からヤクルトへ移籍する嶋基宏捕手(35)が15日、ゼビオアリーナ仙台で古巣の同僚たちと、ファン参加イベント「嶋基宏とゆかいな仲間たち大運動会2019」を開催した。最後のあいさつでは「絶対に泣かないと決めて今日までやってきたんですけど、今日は無理だわ」と涙を流した。

集まった4037人のファンに「約束してください」と呼び掛け「楽天イーグルスのことは嫌いにならないこと、選手のことを一生懸命応援すること。あとヤクルトを応援すること。これをみなさんと約束して、新たなスタートを切りたいと思います」と話し、来季へ向けて気持ちを切り替えた。

イベント終了後には、「楽天の選手と出るのはこれが最後」と話したが、今年が2回目の開催となったこのイベントを継続するかどうかについては「まだ分からない」と否定も肯定もしなかった。その上で、東北での社会貢献活動については「それはもちろんやりたい。僕はこの宮城、仙台にお世話になりましたので、少しずつでも恩返しできれば」と話した。