ヤクルトが、2年連続で高校生年代のエース獲得を狙う。来秋のドラフト候補として、中京大中京の右腕、高橋宏斗投手(2年)と高崎健康福祉大高崎の左腕、下(しも)慎之介投手(2年)の2人をリストアップしていることが、26日までに明らかになった。

11月の神宮大会を視察した球団幹部は「来年のドラフト候補の中心になる選手だと思う」と話した。

高橋は最速148キロの直球が武器の本格派で、エースとして神宮大会で中京大中京の初優勝に貢献した。下は183センチの大型左腕。直球と変化球のコンビネーションで三振を奪うタイプ。ヤクルトは今秋のドラフトで、甲子園を沸かせた星稜・奥川恭伸投手(18)を1位指名。3球団競合の末、見事に高津新監督が交渉権を引き当てた。2年連続で将来のチームを背負うエース獲得を狙い、投手陣再建へさらに加速する。