4季ぶりの近畿学生リーグ優勝を狙う奈良学園大が7日、奈良県内の同大グラウンドで始動した。この日から新しく主将に田中嵐士投手(3年=福井工大福井)が就任した。「勝つための意見は下級生もどんどん言ってもらって、みんなで勝とう」とナインの前であいさつ。選手たちで話し合い、スローガンを「王座奪還」に決まった。

秋に主将を務めた矢野広将外野手(3年=福知山成美)には、プレーに専念してもらうため、田中が珍しい投手での主将となった。田中は「まだ呼ばれても慣れませんね。今はチームがずっと4位が続いている。スローガンは全員で決めました。感じていることはみんな同じなので」と、リーグ優勝への強い気持ちを口にした。