徹底した実力至上主義で強い組織をつくりあげる。

6年ぶりの日本一を目指す巨人原辰徳監督(61)が14日、神奈川・平塚市の東海大で、後輩の柔道男子日本代表・井上康生監督(41)と勝ち抜くための組織づくりについて語り合った。競技は違うが、監督の重要な役割の1つは選手を選ぶこと。「チームの和を保つためには1点だけある。実力至上主義」と公平な判断を徹底する考えを示した。

4年ぶりに1~3軍が宮崎でスタートするキャンプでは「最初1軍でも2軍でも大した問題ではない。戦う環境はつくる」と宣言。1軍は投手20人、野手20人を基本線としてスタートしながら、入れ替えも活性化させる。東京五輪で金メダルに挑む井上監督は「すべてが学び。自分自身しびれる言葉ばかりでした」と感激。原監督は「スポーツは違っても精神は近いものがある」とエールを送った。