広島ドラフト1位の森下暢仁投手(22=明大)は、新人合同自主トレ開始から10日目に初めてブルペン入りした。

捕手を立たせて真っすぐのみ30球。7割程度の力ながら、ゆったりとしたフォームから切れのいい球を投げ込んだ。「今の状態を確かめたかった。思ったよりも投げられたかなと思う。キャンプに行くまでに何回か入っておこうと思った」。試運転を強調しながらも、納得の表情で初投げを振り返った。

ドラ1右腕のブルペン入りに大きな注目が集まった。視察に訪れた横山、倉両コーチが見つめ、17年目の白浜が捕手を務めた。横山コーチが「自分のフォームが分かっている。体がしなやかだし、伸びしろも感じた」と評価すれば、球を受けた白浜も「スピンが利いた、いい球を投げていた」と認めた。1軍同行が決まっているキャンプ初日のブルペン入りに向けて調整していく。