中日与田剛監督(54)が2日、都内で行われた12球団監督会議で審判との意見交換を終えて「審判、NPBと各チームの代表が意見交換することが有意義。コミュニケーションをとって、みんなでいいプロ野球を作っていくことが大事」と納得の表情を浮かべた。昨年6月に監督と審判との話し合いの場を設けてほしいと球団を通じてNPBに要望し、実現した。

与田監督は会議でコリジョンルールの再確認を求めた。昨年6月22日の日本ハム戦(ナゴヤドーム)で、平田の三ゴロの間に三塁走者の松井雅が本塁突入してアウトと判定され、コリジョンルールに抵触するとリプレー検証をリクエストした。判定は覆らなかったが、その際の審判側からのルール説明に納得できないままでいた。この日は友寄審判長から説明を受け、「納得のいく回答をもらった。みんなの前できちんと話をしていただいた。少しでも不安を持ってシーズンに臨むのは良くない」とすっきりした様子だった。

与田監督は、リプレー検証の際に審判団から球場全体への説明の強化も要求し「より丁寧な説明をきちんとすると話があった」と前向きな対応を喜んだ。