巨人岡本和真内野手が、同郷の存在を刺激に成長する。羽田空港から菅野、坂本らと合同自主トレのため宮崎入り。

前日26日に、同じ奈良出身で幕尻の徳勝龍が大相撲初場所で初優勝を果たした。奈良市出身の徳勝龍、五條市出身の岡本。面識はないというが「地元の人が頑張っていることはうれしい」と喜んだ。2月1日から始まるキャンプに向けて「一塁、三塁、外野全て守れるように準備はしています」といかなる“稽古”も乗り越える。

どんなハプニングにも動じないのが巨人軍89代4番。この日のフライトは、天候不良のため飛行機が激しく揺れた。吐く客も出るなど、1時間以上も遅延したが「吐かなかったですよ」と“徳俵”で踏ん張った。到着セレモニーでは、予定にはなかった代表者あいさつを任されたが「今年は、アッ。去年は日本一を逃して、今年は頑張りますので、応援よろしくお願いします」と何とか“寄り切った”。誰もが認める「横綱」へ、宮崎の地から進化の“土俵”に上がる。