京大野球部が大きく変わろうとしている。昨秋の関西学生野球リーグでは1982年(昭57)の同連盟発足以来初のシーズン5勝、00年以来の勝ち点2を挙げて38季ぶりに最下位を脱出。初の4位に躍進し、年間7勝も同大史上初だった。東大と並ぶ国立名門大学野球部が挑戦を続ける姿に迫った。

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◆京大野球部 創部は学校創立翌年の1898年(明31)。31年から関西6大学連盟入りし34年秋、39年秋に優勝。62年から関西大学野球連合となり、同年秋に入れ替え戦で大商大に敗れ、下部組織の京滋大学野球連盟へ。82年から現在の関西学生連盟に所属。12年春には60連敗を記録した。14年ドラフト2位で田中英祐投手がロッテに指名され、京大初のプロが誕生。帽子などの「DB」ロゴは京大体育会カラーの「ダークブルー」にちなむ。15年春から青木孝守監督(65)が指揮を執る。