阪神新外国人のジョン・エドワーズ投手(32=インディアンス)とジョー・ガンケル投手(28=マーリンズ3A)が28日、西宮市内の球団事務所で入団会見を行った。

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メジャー経験なしの虎新助っ人が、ジャパニーズドリームに挑む。先発として期待されるガンケルだ。「アメリカではMLBでプレーすることができなかった。でもアメリカで、日本で、というわけではなく、自分を求めてくれるチームのためにプレーできるのが一番と思った」。28歳の右腕は、海を渡る決断をそう振り返った。

3Aの4シーズンで与四球率が1・19という制球力が最大の武器。「内、外に投げ分ける。ストライクゾーンからボールに、ボールからストライクゾーンに投げ分けることを意識したい。打者のタイミングを崩したり、ゴロを量産することができる」。制球力をフルに生かし、早めに打者を追い込む自分の形がある。毎試合6イニング以上を投げ、試合をつくれば「いい数字は結果としてついてくる」との自信をのぞかせた。

単身での日本挑戦。メガン夫人は、中学校の数学教師で教壇を離れることができず「春休みと夏休みでこちらに来て、ともに時間を過ごすことになる」という。196センチの長身右腕が、日本球界での大きな成功を目指す。【松井周治】

◆ジョー・ガンケル 1991年12月30日、米フロリダ州生まれ。13年ドラフト18巡目(全体533位)でレッドソックス入団。オリオールズ、ドジャースを経て17年途中にマーリンズ移籍。メジャー出場なし。昨季は3Aで19試合(先発15)に登板し8勝2敗1セーブ、防御率3・80。196センチ、102キロ。右投げ右打ち。