快足のソフトバンク周東佑京内野手が二塁手の定位置獲得へ打撃向上をアピールする。宮崎キャンプ休日の10日は24歳の誕生日。11日からの第3クールに向け「打撃はまだまだ。これからもっとアピールしないといけない」と話しており、13日に予定される紅白戦も力が入る。

A組(1軍)のシート打撃で二塁は主に周東と牧原が守り、9日は周東が岩崎の148キロ直球を中前打。カウント0-2から2球ファウル後、ボールを2球選んで再びファウルで粘った後の一打だった。「打つのはもちろんですが、打席で粘れるようになったのは成長したかなとは思います」。立花打撃コーチは「下半身がしっかりしてきた印象。ヒットゾーンを意識して打てと伝えているが、いいヒット」と成長を認める。昨季チーム最多25盗塁の男が変化しつつある。

11日に侍ジャパンの稲葉監督が視察する予定。代走の切り札としてプレミア12の優勝に貢献した周東が新たな姿を見せ、オリンピック(五輪)代表入りも猛アピールする。