西武松坂大輔投手(39)の次回登板が、3月6日からのオープン戦広島3連戦(マツダ)に決まった。オープン戦は初登板。NPBの1軍戦は、中日にいた昨季7月27日のDeNA戦以来となる。25日に韓国・斗山との練習試合に登板後は、高知で調整を続けている。西口投手コーチは「先発か分からないけど投げる。3、4イニングくらいになると思う」と、再びチームに合流する。

開幕ローテーションへの道筋が少しずつ見えてくる。実戦初となった前回登板では、先制2ランを浴びるなど1回3安打2失点の内容も、辻監督は「投げられたからいい。全然変な球もない。形になっている。(イニングが)1、3、5、7、9っていけば(笑い)。『調整しとけ』と言ってある。大丈夫でしょう」と松坂の実績と経験に信頼を寄せる。広島戦を経て、最後のオープン戦となる本拠地でのヤクルト3連戦(3月13日~15日)で5回をクリアできれば、開幕ローテ入りが現実味を帯びる。

イニングが増えれば投球術も発揮できる。松坂は「もう少しイニングを投げるようになっていけば、対バッターへの攻め方とか、次の打席のことを考えたり、打者を動かすとか出てくると思う」と話しており、実戦を積み重ねながら前進していく。【栗田成芳】