左膝関節炎のためリハビリを続けていたソフトバンク内川聖一内野手(37)が今季初実戦に出場した。「4番一塁」で2打数無安打だったが、積極的にスイングし、手応えをつかんだ。

初回2死一塁での第1打席は初球打ちだった。右翼線への大きな飛球を放ち「思ったより、ボールがバットにのった感じがあった」。4回無死一塁で迎えた第2打席は左翼への大きな飛球。「打てるボールが来たら打とうと思っていた。きちんとバットも振れた」と納得した様子。

キャンプ序盤に左膝を痛め、調整が遅れた。「1軍に戻ったときがスタート。まだマイナスかなと思う」と冷静だ。今後は3日からの同リーグ広島3連戦(由宇)に同行し「フルで守れるくらいのものを出せれば」と状態を上げていく。「開幕までにきちんと動けないとというのは、最低限としてある。上がってきたからどうぞ、という立場ではない。どんな結果になとうと、後悔のないように。やれることを全部やっていきたい」と巻き返しを誓った。【山本大地】