西武の新外国人リード・ギャレット投手(27=タイガース)が、広島とのオープン戦で超急造フォークを試投した。

5回途中から2番手で登板。1回2/3を無安打無失点、3奪三振で片付けた。6回1死から野間を遊ゴロに打ち取ったフォークは「2日前に豊田コーチと話をして『日本で投げていくには有効だと』言われた」。登板前の2日間で約30球、48時間後には実戦で披露してみせた。

初来日の助っ人右腕にも新型コロナウイルスの影響が及ぶ。「開幕前に妻子が来日する予定だったけど、5月に延期した。家族と会えないのは残念」と家族との再会がずれ込んだ。同時に「どんどん状況が良くなって通常の生活に戻れるように」と願う。この日、最速157キロの直球をマークし、イニングまたぎのテストも完了。「シーズンを想定したいい練習ができた」と、開幕に向けた調整には手応えを強調した。