日体大の今秋ドラフト上位候補で最速155キロ右腕・森博人投手(3年=豊川)が、3番手として登板した。2回を投げ打者10人に対し、3安打4四球2三振。押し出しの四球で1点を献上した。

この日の最速は147キロ。森は「力んでしまい抜けてしまった。体幹を使えば低めに制球をできると思う」と反省したが、空振り三振を2つ奪うなど持ち味をアピール。「真っすぐはしっかり押せていると思う。強さは負けていない」と自信をみせた。

スタンドでは6球団のスカウトが森の投球に熱視線を送った。巨人の内田強スカウトは「力強い真っすぐはいいものをもっている」と評価。森も「リーグ戦開幕までまだ日がある。焦ってもいいことがない。落ち着いて今できることをしっかりやっていきたい」と前を向いた。

今秋は、目標にするドラフトを控える。憧れのプロを相手に戦い「プロは行きたいと思っているので、雰囲気を体感できてよかったと思う」と笑顔を見せた。【保坂淑子】