慶大の新切り込み隊長、瀬戸西純遊撃手(3年=慶応)が初球で先頭打者アーチを放った。

1回表、ホンダの先発米倉貫太投手(20=埼玉栄)の初球真っすぐが真ん中に入ったのを逃さなかった。「甘く入ったらいこうと思っていました」。けれん味のないスイングでバックスクリーン右横へ放り込んだ。

昨年までは下位打線を打っていた。「1番は打席数が違う。でも、後ろにいい打者がいるので、変に気負わずにいけます」と話した。理想の1番打者には、慶大の1学年先輩、ソフトバンク柳町を挙げた。「積極的に打ちにいくスタイルで、先頭でヒットを打つことが多かった。柳町さんをイメージしています」。冬場、積極的なスイングを意識して取り組んだ成果が出た。

コロナウイルス感染防止のため、部を通してコメント。新1番の責任感をにじませた。