<オープン戦:法大6-4トヨタ自動車東日本>◇22日◇法大グラウンド

東京6大学リーグ法大の最速150キロ右腕、高田孝一投手(3年=平塚学園)が、トヨタ自動車東日本との練習試合に9回から登板した。1回を1安打無失点の2奪三振で締め、2点のリードを守りきった。

前日21日は練習試合に先発し、6回を103球。今年初の連投も「リーグ戦であり得ることなのでその練習です。体の張りも最小限で問題なかった」。疲れを感じさせず、直球で押した。

新型コロナウイルスの感染拡大で4月11日開幕のリーグ戦への影響も考えられる。それでも「もし開幕が遅れたとしても問題はない。状態をさらに上げていくだけ」と、冷静に前を見つめた。

オフは体の連動がスムーズになるようにフォームを改善。今季ここまでの最速は146キロと、順調に仕上がってきた。ドラフトでの指名へ、今春での155キロマークと結果を目指す右腕。リーグ戦1番手が理想だが「先発でもリリーフでも、与えられたところで全うしたい。そのための今日の連投です」と、どのポジションでも投げる覚悟を示した。タフさでチームを3季ぶりの優勝に導き、プロ入りへアピールする。【湯本勝大】