2・3キロが進化の証し!ロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手(18)が24日、プロ入り後初の「対打者」を経験した。同5位の福田光輝内野手(22)らのフリー打撃で直球のみ25球。安打性の打球は4本だった。最速は157キロで、投球練習では158キロも計測した。1年前、岩手・大船渡高時代の初投げから平均球速を上げ順調な成長ぶりを見せる右腕に、井口資仁監督(45)は4月中の実戦デビューを示唆した。

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“ガチ勝負”ではないフリー打撃で、佐々木朗に1球だけスイッチが入った。福田光に本塁打を許した直後だ。「いい気持ちではなかったです」というコメント通り、植田将太捕手(22)に「インコース、いきます」と伝えた。実際に内角に153キロを投げ、福田光を詰まらせた。

被本塁打は大船渡のエースだった昨年7月7日以来8カ月半ぶり。盛岡一との練習試合の7回、高橋怜大選手(2年)に甘いスライダーを運ばれた。直後から一気に球速を上げ、150キロ台中盤を連発。9回20奪三振の快投につなげた。プロ野球選手になっても、自他共に認める「負けず嫌い」は健在だ。【金子真仁】