ソフトバンク板東湧梧投手(24)が、異例の2日連続先発で、前日打ち込まれた借りを返した。

前日24日は初回に2者連続本塁打を含む4連打を許すなど2イニング、44球で5安打、2四球、4失点だった。その日の試合後に倉野ファーム投手統括コーチから、翌日の先発を命じられた。

この日は初回に2番阪神ドラフト4位遠藤に左翼へ二塁打を許したが、2回を21球で1安打、1四球、無失点に抑えた。「結果が出てよかった。半端な投球はできないと思った。ここで打たれたら生きていけない。前日は力でいこうと思って球が浮いてしまった。やり返せて大きい。ここを分岐点にしたい」と話した。

小川2軍監督は「やられたらやり返さないと。彼は優しいから。(プロでは)それがあだになる」と狙い通りの結果を喜んだ。昨季入団した新人投手5人のうち1人だけ1軍登板を果たせなかった。2年目の今季こそ1軍の舞台へとはい上がる。