ソフトバンク工藤公康監督(56)が「動画キャッチボール」でファンサービスを行う。

27日からスタートした球団の公式YouTubeでの「おウチで工藤塾!」は、自ら監修する動画での“野球教室”。28日のペイペイドームでの全体練習を見守った工藤監督は「直接教える野球教室と違って、映像を通してなので難しいところもあるが、ファンから質問があれば答えることもできるし、コミュニケーションをとっていきたい」とファンとのつながりを大切にする。

新型コロナウイルス感染拡大の防止策として、開幕が延期されるなどプロ野球は大きな影響を受けているが、ファンも同様。「外出できない子供らにアドバイスできればと思っている。自分が子どものときからやっていることとか、教えられるものがあれば、私で良ければ答えていきますよ」。動画による“キャッチボール”をすることで、ファンの「監督」にもなる。

29日の休日を経て、30日からまた3日間練習する。「休み明けからはしっかり練習しますよ」とメニューを決め、調整させる。再びファンの前で開幕できる日まで、気持ちを切らすことはない。【浦田由紀夫】