広島は1日、当面の間、1、2軍の選手の昇降格をしないことを決めた。万が一、チーム内に新型コロナウイルス感染者が出た時に、蔓延させない予防策。現1、2軍メンバーのまま、マツダスタジアムなど各練習場を拠点に調整する。

右ふくらはぎ痛から復活を目指す広島野村祐輔投手は「実戦も再開していませんし、まずは自分のイメージ通りの球を投げられるようにしたい」とチームの判断に納得。フランスアやD・ジョンソン、ピレラら開幕1軍候補選手の早期昇格もなくなった。

野村は3月11日に実戦復帰し、同18日には2回を投げた。1軍昇格へ登板回数を増やす段階で実戦から遠ざかるが、走り込みを増やし、2日はシート打撃に登板する。「投げられなくなったのは僕だけではない。いつ開幕するか分からないけど、早くコロナウイルスが収束してくれることを願います」。祈りながら、前を向いて進んでいく。