オリックス吉田正尚外野手が、お茶の間での“ダンベル応援”継続希望を明かした。

吉田正といえば、ファンが両手に持ったビニール製の「チャンスダンベル」を上げ下げし、好機の打席を盛り上げる応援が名物。新型コロナウイルス感染拡大の影響で開幕日はいまだに決まらず、開幕しても「密集・密閉・密接」を避けるために入場制限がかかる可能性が高い。ファンに向け「テレビの前でダンベルで応援していただけたら、うれしいですね」と呼びかけた。

公式戦が始まれば全力プレーに打ち込める選手と違い、感染リスクを避けるために来場できないファンも出てくる。3月23日の第4回コロナ対策連絡会議では専門家メンバーの意見を聞き、重症化する可能性のある高齢者や基礎疾患を持つファンらへの自粛を呼びかける方針も確認された。応援グッズも制限される可能性が高い。

「どうなるかわからないですね」。今季の行く末に顔を曇らせる吉田正だが、お茶の間のファンと「チャンスダンベル」で一体に。もちろん期待には、バットの快音で応える。