3年ぶり9度目の開幕投手に決定しているヤクルト石川雅規投手が2日、本拠地神宮球場のマウンドで投球練習を行った。

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、3月31日から始まった自主練習期間。がらんとした神宮球場で、捕手中村とのバッテリーで48球を投じ「昨日とは違って天気が良かったので、外の空気を吸ってやる野球はいいなと改めて思いました」とコメントした。

本来ならファンで埋まっているはずのスタンドには、誰もいない。ストライキや東日本大震災などさまざまな経験をしている40歳のベテラン左腕。当たり前が、当たり前ではなくなった日々を過ごしながら、開幕への準備を続けている。「世の中が普通になることと、僕たちもファンの皆さんも健康でもないと野球ができないということを痛感させられています。そして僕たちが全力でプレーできて、たくさんの方々が楽しむ日が早くくるようにと思っています。頑張りましょう」と呼びかけた。