4月6日は163キロ記念日-。ロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手(18=大船渡)が、国内高校生史上最速の163キロをマークしてから6日で1年を迎える。井口資仁監督(45)が先発育成での170キロ到達を期待する大物は、この1年間でどれだけのものを示してきたのか。投球結果に関するデータを読み解く。【構成・金子真仁】

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◆メジャーでは 速球の平均球速が152・9キロ(約95マイル)に近い先発投手は、サイ・ヤング賞を3度受賞し昨季世界一に輝いたナショナルズの右腕マックス・シャーザー(35)、通算3006奪三振を記録し昨季サイ・ヤング賞に輝いたアストロズの右腕ジャスティン・バーランダー(37)。

20代ではレッズの右腕トレバー・バウアー(29)がトレーニングによって18年から球速を上げ平均ほぼ95マイルを出す。ちなみに昨季163キロ(101マイル)以上をマークした投手は通算20セーブのカージナルス抑え右腕ジョーダン・ヒックス(23)のみで、101・1マイルだった。