活動停止中の阪神が、チーム再稼働について慎重に検討を続けている。谷本修球団副社長は11日、「そこに関しては極めて慎重に進めています」との姿勢を示した。

阪神では藤浪晋太郎投手、伊藤隼太外野手、長坂拳弥捕手が3月26日夜に新型コロナウイルス感染の有無を調べるPCR検査で陽性判定を受けた。3選手は感染判明からすでに2週間以上経過し、陰性診断で病院を退院している。さらに、濃厚接触者と言われていた選手、スタッフらについても、谷本副社長は「もう全部クリアになりました、実はきのう(10日)の段階で。だから保健所との連絡もきのうの時点ですべて終わりました」と明らかにしたが、慎重な姿勢は崩さない。

活動再開後の練習に関して、地域アドバイザーからキャッチボールについて「いわゆるソーシャルディスタンスは取れているし、ちゃんと手指消毒した後にキャッチボールしたらいいですよと、お墨付きをもらえました」という。準備を進めつつ、再稼働時期については慎重に見極める。