日本ハムのドリュー・バーヘイゲン投手(29)が、「世界のムラカミ」で日本を学んでいる。21日、札幌市内の合宿所でオンライン取材に応じ、弁護士の兄デレックさんに薦められた「女のいない男たち」(村上春樹著)を読み始めていることを明かした。「とてもユニークな作風だと感じているよ。物語1つ1つ、細かいところまで説明されているのが面白いなと思う」と、早くもハルキストの片りんをのぞかせた。

同作にはプロ野球の球団名や、東京の街の名前が出てくるため学ぶことも多いという。コロナウイルスの感染拡大がなければ、いまごろは全国各地を転戦していたはず。「機会があれば聖地を巡って、日本に詳しくなりたいと妄想しながら読んでいるよ」と、“イメージトレーニング”を重ねて開幕のときを待っている。

自主トレは3勤1休で行い、2日目にブルペンで投球練習している。スライダーやチェンジアップなど、変化球全球種のスキルアップを目指している。

故郷の米テキサス州に家族、彼女を置いて新天地で挑戦する来日1年目。「期待していた日本での生活とは、かけ離れている」と苦笑いも「自宅での休養、トレーニングは確保出来ているので(日本に)慣れてきたよ」と前を向いている。この日の取材も「オハヨーゴザイマス」と日本語のあいさつで始まった。「目標は体力の向上。調整は少し苦労しているけど、出来るだけポジティブに捉えているよ」と、ベールを脱ぐ日を待っている。【田中彩友美】