西武辻発彦監督(61)が3日、オンライン取材に応じた。チームは新型コロナウイルス感染拡大の予防の観点から、自主練習のみ行われている。同監督も自宅待機を続ける中で「1日も早くみんな練習がしたい」と通常生活が戻ることを切に願った。7日にはコーチ陣と一緒に初めて球場での練習を視察予定で「全体的にどういう練習をしているのか。どういう動きをしているか確認したい」と話した。

当初の予定だった3月開幕でのプランの一端を明かした。14年ぶりに復帰した松坂大輔投手について「開幕のところで使うつもりだった。膝の具合のところで全力で走れないのが心配だったが、これから上げていくと思う」と、開幕カードの日本ハム3連戦で先発予定だったという。また延期された開幕後、令和の怪物ことロッテ佐々木朗希投手との怪物対決にも「プロ野球ファンは喜ぶ。(可能性は)ゼロじゃない」と実現の可能性に触れた。

チームは14日から全体練習を開始する予定も、緊急事態宣言の延長を受け不透明なまま。それでも「プロとしての見せどころ。自主練習をする中での難しさはあると思う。1人1人がどれだけ追い込んでやれるか。ここでの経験が大きな意味をなす」と受け止めた。