プロ野球リーグで世界に先駆けて4月12日に開幕した台湾プロ野球（CPBL）は新型コロナウイルスの感染リスクが低下したとして1球場当たり1000人に制限して観客を動員して試合開始した。

各球場では観客全員に氏名申告と検温、マスクの着用を要求。指定された座席への着席を義務付け、隣の観客と大きな間隔を確保した。拍手や歓声、メガホンを打ち鳴らす音が響く中、職員らが繰り返し、観客の着席状況を確認していた。楽天モンキーズ－中信兄弟では開幕戦のようにマネキンの設置はなく、バックネット裏で観戦するファンは3列おきに、3席の間隔を取って応援。チアガールたちも試合を盛り上げている。

＜楽天モンキーズ４－６中信兄弟＞◇8日◇洲際

チーム	１	２	３	４	５	６	７	８	９	計
楽　天	０	０	１	０	０	０	０	０	３	４
兄　弟	０	０	０	０	０	２	０	４	×	６

【兄】ミランダ、蔡齊哲、吳俊偉、李振昌

【楽】カーペンター、劉昱言、江國謙

＜試合経過＞

楽天は3回表、2死一、二塁で4番林泓育の三遊間を破る一打で二塁走者が生還。中信兄弟0－1楽天

兄弟は6回裏、ボークで追いつくと蘇緯達の適時二塁打で勝ち越しに成功。中信兄弟2－1楽天

兄弟は8回裏、無死満塁で蘇緯達のバックスクリーン左横に飛び込むグランドスラムで4点追加。中信兄弟6－1楽天

楽天は5点を追う9回表、廖健富の1発など3点を返す。中信兄弟は楽天の反撃を許さず試合終了。中信兄弟6－4楽天

＜富邦ガーディアンズ７－６統一ライオンズ＞◇8日◇新荘

チーム	１	２	３	４	５	６	７	８	９	計
統　一	０	０	２	０	０	０	０	４	０	６
富　邦	０	０	０	０	１	４	２	０	×	７

【統】フィアベンド、林煜清、林航、黃竣彥、劉軒荅

【富】陳仕朋、王尉永、陳鴻文

＜試合経過＞

統一は3回表、1死二塁で暴投などで2点を先取。富邦0－2統一

富邦は5回裏、先頭の蔣智賢がソロ本塁打を放って1点差に。富邦1－2統一

富邦は6回裏、1死一、二塁で4番林益全の二塁打で逆転。さらに2本のタイムリーで2点を加えた。富邦5－2統一

富邦は7回裏に捕逸などで2点を追加。富邦7－2統一

統一は8回表、 代打の陳鏞基が3ランなど4点を返す。富邦7－6統一

新荘での富邦－統一戦は最速で観客を動員。待ちわびたファンが球場に入った（写真提供・中華職業棒球大連盟CPBL）

富邦対統一戦の観客は入場時に検温を行った（写真提供・中華職業棒球大連盟CPBL）

富邦対統一戦は客席に観客が入り、チアガールズも盛り上げた（写真提供・中華職業棒球大連盟CPBL）

富邦対統一戦を観戦して客席で声援を送るファン（写真提供・中華職業棒球大連盟CPBL）

台湾プロ野球の試合が開催された球場で応援する観客ら（共同）

台湾プロ野球の試合で間隔を空け声援を送る観客ら（共同）

新荘での富邦－統一戦は最速で観客が客席から声援を送った（写真提供・中華職業棒球大連盟CPBL）

新荘での富邦－統一戦は最速で観客を動員した（写真提供・中華職業棒球大連盟CPBL）

新荘での富邦－統一戦は最速で観客を動員した（写真提供・中華職業棒球大連盟CPBL）

新荘での富邦対統一戦開始前に蔡英文総統がVTRメッセージを寄せた（写真提供・中華職業棒球大連盟CPBL）