DeNA梶谷隆幸外野手が21日、横浜スタジアムでのチーム練習後にオンライン会議システム「Zoom」で取材に応じた。

ここまでの調整については「オープン戦のときと変わらず状態は保てている。(感覚的な部分は)少しの誤差はあるのかなと。調子は悪くないですね」と好感触を強調した。

6月半ばの開幕を目指す方針が実現すれば、約1カ月後に迫った。自粛に自粛を重ねた自主練習期間から一段階、前進した現状に「やっぱり寂しい状態で練習をしていたのが、開幕日は確定ではないが決まりつつあるので気持ちもどんどん高ぶっている」。これからの調整はレギュラー争いが本格化する。「やはり打撃かなと思う。立場上、打たないと試合に出られない。紅白戦、練習試合が始まってくれば結果を出してアピールするしかない。打つことがレギュラーに近づく方法かなと思う」と意気込んだ。

1月には大分に足を運び呼吸法のトレーニングを取り入れた。人気漫画「鬼滅の刃」でも主人公の呼吸法が描かれている。アスリートにとっても重要と意識を持ち「練習が始まる準備の段階で、ストレッチだけじゃなくて、呼吸法も続けている。体の動かし方、可動域として実感として出ている」と効果を語った。

20日に高校野球の甲子園中止が発表された。「高校野球の時は生活の全てをかけて、甲子園にかけていた。安易に何か言うことはできない。すごく失望感がある。自分が同じ立場だったらどうなるんだろうと。『頑張れ』とも言えない。すごく悔しいと思う。次の目標を設定して、必ず輝ける場所があると信じて、やっていってほしいなと思う」と高校球児を思いやった。