阪神に新加入したロベルト・スアレス投手(29)が24日、甲子園で行われた集合練習のシート打撃で打撃投手を務め、2者連続三振を奪うなど打者5人に対して1安打にまとめた。

江越、島田と連続空振り三振に斬り、荒木に安打を許したが大山、糸井はともに外野フライに抑えた。練習後、球団広報を通じて取材に応じ「ストレートが走っていたので、感覚的にも良かった。コントロールよく投げれたし、いい集中力で投げれたことが良かったと思う」と振り返った。

ソフトバンクから移籍した最速161キロ右腕は、当初は中継ぎ候補だったが矢野監督は先発候補としても期待を寄せている。スアレス本人も意気込み十分で「まずは6イニングくらいを2失点以内に抑えて、ゲームを作れるようなピッチングがしたい。先発でもリリーフでもマウンドに上がれば、やることは変わらないので自分のピッチングをするだけだよ」と、任されたところでフル回転していく。

チームは23日から投手、野手とも同時間に集まって行う「集合練習」をスタート。1軍は甲子園、2軍は鳴尾浜に分かれて、投内連係などチームとしての練習メニューを再開。この日は集合練習となって初のシート打撃実施となった。