阪神は29日、集合練習開始後では初の紅白戦を甲子園で行った。開幕投手に決まっている西勇輝投手が2回を無失点。藤川球児投手は1回を投げ3者連続三振に抑えた。

矢野燿大監督が約2カ月ぶりの実戦に喜びをかみしめた。バックネット裏からプレーを見守った後、代表取材に「甲子園で試合形式をやれるというのは前に進んだなと。本当にうれしく感じながら、やれたかなと思います」と答えた。選手らは手のひらが触れ合わない「エアハイタッチ」や肘タッチで喜んだ。新型コロナ感染防止対策を徹底し「やれる環境の中で最善の注意を払いながらベストプレーをやっていくことが大事。改善しながら前に進んでいけたら」と話した。