西武のサブマリンが開幕へ向けて浮上した! 3年目の下手投げ右腕、与座海人投手(24)がシーズン前、最後の練習試合となるロッテ戦に先発。緩急と制球力を駆使し、5回まで1死球のみの無安打無得点に封じる好投を見せた。

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<過去の主なアンダースロー>

◆杉浦忠(南海)「右打者の背中から曲がる」といわれた大きなカーブが特長。59年日本シリーズでは4連投4連勝。

◆秋山登(大洋)直球、シュートと抜群の制球力が武器。60年に球団初の日本一に貢献するなど、通算193勝。

◆足立光宏(阪急)若手時代は1試合17奪三振の速球派。後に数種類のシンカーを投げ分ける技巧派に転身し、通算187勝。

◆山田久志(阪急)上体を深く折り曲げ、足立同様に入団当初は直球で押す投球。8年目にシンカーを覚えて3年連続MVP。通算284勝。

◆松沼博久(西武)速球で押す投球スタイルで、4年目の82年に奪三振王。後年はシンカーを使った技巧派となり、通算112勝。

◆渡辺俊介(ロッテ)度々マウンドの土に手が当たるほど低い位置からリリース。変化球も多彩で、本拠地千葉マリンの強風も利用。

◆牧田和久(楽天)今季メジャーから日本球界に復帰。強気な内角攻めと高速クイックが武器で、日本代表では抑えも経験。

◆高橋礼(ソフトバンク)ストレートの最速は140キロ台後半の速球派。2年目の昨年は12勝を挙げて新人王に。