日本ハム上沢直之投手(26)が378日ぶりに先発マウンドに上がり、5回2安打1失点、69球で降板した。

昨年6月18日DeNA(横浜)で負った左膝膝蓋(しつがい)骨骨折の大ケガから復活。「久しぶりの登板となり、お客さんがいない中、違和感を少し感じる部分もありましたが、楽しみながら投げることができました」。1-1の状況で降板したため、昨年6月11日広島戦(札幌ドーム)以来の復活勝利は、次回先発以降に持ち越しとなった。

登場曲としてFUNKYMONKEYBABYSの「ありがとう」が流れる中でマウンドへ。第1投の直球で150キロを計測した初回は3者連続三振でスタート。3回は2四球でピンチを背負って今宮に先制犠飛を許したが、走者を背負っても粘って最少失点で切り抜けた。「1軍の打者相手に投げることは、やはり神経を使い、体の芯から力を使うことを改めて感じました。無駄な四球があったこと、先に点数を取られてしまったことなど、まだまだ反省点があるので、もっと追求してやっていきたいです」と振り返った。