阪神が3本の本塁打を含む8得点で広島に快勝し、開幕5カード目でともに初となる連勝とカード勝ち越しを決めた。

今季最多の15安打9得点で勝利した前日4日に続いて打線が爆発。先発のエース西勇は8回6安打3失点で122球を投げ、今季初勝利を挙げた。

0-1の3回2死満塁から大山の押し出し死球で同点に追いつくと、なお2死満塁でボーアが右翼へ特大の満塁弾を放った。矢野監督は「ホームランは今日の展開でもそうだが、やっぱり大きい。しかも満塁ホームランでね」と、大砲の破壊力抜群のグランドスラムを振り返った。

打線は勢いづき、5回1死一塁から大山が2戦連発となる2ランを放つと、2死走者なしからサンズがソロ本塁打を放ちこの回3点を追加。左ふくらはぎの張りで欠場したマルテに代わって4番に入った大山について、指揮官は「本当に中身もしっかりしている。楽しみ」と期待を込めた。打線だけでなく、西勇も奮闘するなど投打がかみ合い、連勝を飾った。

阪神は6日の広島戦で開幕から5カード連続ビジターの日程を消化し、7日に本拠地の甲子園初戦を迎える。