広島ドラフト1位森下が、5回8安打2失点の粘投もプロ初黒星を喫した。プロ初勝利を挙げた6月28日中日戦(ナゴヤドーム)から中10日を空け、公式戦では初の本拠地のマウンド。制球が安定せず計4四球を与える内容も、5回まで122球を投げ、責任回数を投げきった。

右腕は「出してはいけないところでランナーを出してしまった。ボールも少し高かった。反省して次に生かさないといけない」と切り替えた。

立ち上がり、DeNA打線につかまった。初回2死から4連打を浴び、2点の先制点を献上。4回までは毎回先頭打者を許してピンチを背負ったが、計6三振を奪う力投で後続を絶った。3、4回は突然大雨が降る厳しいコンディションの中でも動じず、ピンチを乗り越えた。人生で初めてという雨での登板に「雨でもしっかり投げられるようにしたい」と力を込めた。