楽天は14日の西武戦で、有観客後初のホームゲームを迎える。先発マウンドに上がる弓削隼人投手(26)は13日、楽天生命パークでの練習後「ホームの底力じゃないですけど、少なからずそういうのはある。そういった(ファンの)力を明日は借りられれば」と意気込んだ。

応援の力は痛いほど感じた。チームは7日からの敵地でのソフトバンク6連戦を2勝4敗と負け越し。有観客で行われた最後の3試合は3連敗した。左腕は「拍手だったり、沸き上がる瞬間がある。ファンの力は偉大だと思いました。向こう(ソフトバンク)はホームでお客さんが入ってから打線も火が付いて、ピッチャーも良い球を投げていた」。今度は自分たちがファンを味方にする番だ。

6回6安打4失点(自責3)で今季初黒星を喫した前回7日のソフトバンク戦では、2回までに3失点。前々回6月30日ロッテ戦も初回に2点を失った。「球自体は悪くはないので変に意識して変えることはない」とした上で「ここ2試合は立ち上がりがよくなかった。準備の仕方、アップの中身や動作の1つ1つを特に意識して調整してきました」。西武の山賊打線を封じ、必ず連敗を止める。【千葉修宏】