ソフトバンクのウラディミール・バレンティン外野手が、今季最多の17安打10得点を呼び込んだ。

初回1死一、二塁の好機で、左腕アルバースから中前へ先制適時打。「先週はなかなか良い打撃ができなかったので、週も変わっての1打席目で打てて良かったです」。8日の楽天戦以来、5試合19打席ぶりの安打で気を良くすると、4回にも左前へ適時打を放って計2打点。同じく5試合ぶりのマルチ安打で復調への兆しを見せ「勝利に貢献できてうれしい」と笑顔を見せた。

不振が続いていたが、工藤監督からは「もっと楽に」と助言されていた。バレンティンは「監督はどんなときでも前向きに声をかけてくれる。モチベーションも上がるし、もっとやってやろうという気持ちが出てきます」と感謝した。4番の復調で打線全体が勢いづき、オリックスを圧倒した。