右肩のコンディション不良で2軍調整していた阪神藤川球児投手(40)が23日、出場選手登録された。午後2時19分ごろ、広島戦が行われる甲子園のグラウンドに登場し、1軍に合流した。

開幕から守護神を託された藤川は今季5試合に登板。2セーブを挙げているものの、2敗、防御率15・75と本来の投球をできず、12日に出場選手登録を抹消されていた。19日に2軍戦に登板し、22日にはブルペン投球を行っていた。

藤川が1軍復帰した場合、守護神として起用する可能性について、矢野監督はこれまでに「すぐいきなりっていうのは、明言はできないけど。そのようなつもりではいるし、球児ももちろん、そのつもりで今調整している」と語っており、このまま出場選手登録されれば、基本的にはストッパーを託されるとみられる。

21、22日の広島戦の8、9回はそれぞれ岩崎、スアレスが2日連続で登板した。代役ストッパーのスアレスは22日は1点リードの9回に登板し、味方の失策も絡んで1回を2安打2失点(自責は0)で逆転を許していた。

日米通算250セーブまであと5に迫っている守護神が、早期回復で戦線に戻ってきた。