先発した広島大瀬良大地投手(29)が2回2失点で緊急降板し、後を任されプロ3年目のケムナ誠投手(25)が3回1安打1失点、5三振を奪う力投を演じた。しかし2点リードで迎えた最終回に一岡がまさかの逆転満塁弾を浴び、あと1歩に迫った連勝は遠のいた。チームは再び借金が今季最多の「5」となった。

▼広島は今月2日のヤクルト戦でも村上に満塁サヨナラ弾を献上。シーズン2本の満塁サヨナラ弾を浴びたのは、01年巨人が5月31日ヤクルト戦で稲葉、7月7日横浜戦で谷繁に打たれて以来19年ぶり3度目。月間2度も許したケースは、84年南海が6月9、11日の近鉄戦で加藤、柳原に打たれて以来36年ぶり2度目で、セ・リーグでは初めて。