巨人は26日、育成の田中豊樹投手(26)を支配下登録したことを発表した。背番号は過去に菅野、上原が着けた「19」に決まった。

田中は球団を通じて「うれしいです。やっとスタートラインに立てたと思っています。ファームの監督はじめ、首脳陣の方々、裏方の皆さまに本当に感謝しております。これからは1軍の戦力になれるよう、全力で頑張ります」とコメントした。

昨季日本ハムを戦力外になり、今季から育成選手として加入した田中豊は、今季ここまで2軍の守護神としてイースタン・リーグ10試合に登板し、1勝3セーブ、防御率1・93の成績をマーク。16日の西武戦から19日のロッテ戦まで8者連続三振を記録した。

佐賀出身の右腕は「がばい旋風パワー」が口癖で、150キロ超の直球を軸にスライダー、フォークなどを操る。首位を走るチームは現在守護神のデラロサが離脱中で、高木がリーグ2位タイの16試合に登板するなど、中継ぎ陣に疲労がたまっていた。26日から1軍に合流する見通しで、新たな風を吹き込む。