オリックスからトレードで阪神に加入した小林慶祐投手(27)が29日、兵庫県・西宮市内の球団事務所で入団会見に臨んだ。背番号は「56」。150キロに迫る直球とキレのあるフォークが持ち味の右腕は、幼いころからの阪神ファン。憧れのタテジマで、飛躍への決意を語った。

 

会見内容は以下の通り

 

-トレードの報告を受けたときの気持ち

正直びっくりしたんですけど、チャンスをいただいたのでうれしい半面、ちょっと不安なところもあります。正直びっくりしましたね。

-不安とは

熱いファンの方がいらっしゃったりというところですね。

-矢野監督とは会話はしたか

さきほど電話させていただきました。

-どんな内容か

前々から見ていて、期待していると言ってくれたの、その期待に応えられるように頑張っていきたいと思います。

-阪神タイガースのイメージは

歴史の長い伝統のある球団。僕も小さいころから僕のおじいちゃんが阪神ファンだったので、よく神宮球場とかで試合を見ていたので、そういう球団に縁があって入れたので、うれしく思っています。

-当時見ていて印象に残っている選手は

今いらっしゃる藤川選手や「JFK」が僕のなかで強い印象があります。

-同じ関西の球団からみて阪神タイガースは

強いですし、さきほども言いましたけど熱いファンがたくさんいらっしゃる。そのファンの方々の期待に応えられるように。

-阪神ファンはやはり熱い

小さいころ球場に行った時も、熱い声援を送られていたので、その印象が強いです。

-怖いイメージ

いや、期待度っていうのが大きく表れているのかなと思います。

-ヤジに対しては

それも期待して言ってくれていると思っているので、それも受け止めます。

-甲子園の印象は

2軍の試合で投げたことがあります。(印象は)すごく投げやすいマウンドで、僕は大好きなマウンドでした。

-本拠地になる

やっぱり期待して頂いている部分があるので。ファンの方もあんまり僕のことをまだ分かってないとは思うんですけど、そこは僕がしっかりプレーで分かってもらえるようにしっかりやっていきたいと思います。

-ファンへアピールポイント

角度のある真っすぐと、フォークがずっと僕の中で一番だと思っている。そこがポイントだと思っています。

-セ・リーグで対戦したいバッターは

全員素晴らしいバッターなので、誰か1人というのは絞りきれないんですけども、目の前の打者ひとりひとりに全力で向かっていきたいと思います。

-阪神で仲の良い選手、話を聞いてみたい選手

オリックス時代に一緒にプレーしていた西(勇輝)さんがいるので、昨日もラインをいただいたので、何かあれば相談したいと思います。

-何か事前にお話は

タイガースにトレードが決まった時にいち早く連絡していただいて、「何かあったら相談してくれ」と言われたので、すごくありがたいです。

-現在阪神は3位。どんな貢献をしたいか

どんな形や場面であれ、投げる際にはチームの貢献のことを考えて、僕の全力のプレーでチームの勝利に貢献できたらなと思います。

-ベルギー生まれ

いや2年間しかいなかったので、海外の記憶は全くないので日本語しかしゃべれないです。

-新天地への意気込み

どんな形であれ、全力プレーでチームの勝利に貢献したいと思います。よろしくお願いします。

-カメラに向かって

オリックスバファローズから来ました小林です。まだタイガースファンの方は僕が誰か分かってないと思いますが、プレーで覚えてもらえるよう全力でやっていきたいと思いますので、応援の方よろしくお願いします。

 

阪神谷本球団副社長兼本部長(小林について)「モデルのような体格で、150キロ近い速球を投げ込むというのとフォークボールが大きな武器。私も1軍の試合を見ていましたけど、非常にいいピッチャーだなと注目しておりました。2020年阪神タイガースの後半戦を戦う上において、ブルペン陣の貴重な戦力になってくれることを確信しております」

 

◆小林慶祐(こばやし・けいすけ)1992年(平4)11月2日ベルギー生まれ、千葉県出身。八千代松陰-東京情報大-日本生命を経て16年ドラフト5位でオリックス入り。187センチ、86キロ。右投げ右打ち。推定年俸1400万円。