阪神先発投手陣が31日、甲子園で投手指名練習を行った。チームはシーズン折り返しとなる60試合を終え、貯金1でターン。大型連戦が2度控える勝負の9月は、1日ヤクルト戦(甲子園)からの長期13連戦でスタートする。

その先陣が予想される3年目高橋遥人投手(24)は、キャッチボールやショートダッシュなどで調整した。今季は開幕から左肩のコンディション不良で出遅れるも、6日巨人戦(甲子園)で今季初登板初勝利。ここまで3試合に先発して22イニングを投げ、防御率0・82と抜群の安定感を見せている。

左腕は大型連戦の初戦にも平常心で「特に意識することはないですが、チームのいい流れに乗って投げることができたらと思います」。対戦するヤクルト打線とは昨季5試合に先発し、1勝2敗。今季は初対戦となり「いいバッターがすごくそろっていますし、警戒するポイントばかりです。去年もヤクルトとは多く対戦して、自分の投球を見つめ直すポイントとなったのがヤクルト戦だったので。やり返したい気持ちが強いです」と、意気込んだ。