阪神藤川球児投手(40)が、今季限りでユニホームを脱ぐことを決めた。8月31日、球団が発表した。開幕から守護神を務めたが、コンディション不良に苦しんだ。ここまで11試合で1勝3敗2セーブ、防御率7・20。現在は2軍調整中で、日米通算250セーブまで残り5と迫っている中での決断となった。引退会見は1日に兵庫・西宮市内で行われる。

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阪神藤川の城北中(高知)時代の監督で、15年から高知商で指揮を執る上田修身監督(58)は「よくぞここまで。お疲れさまでしたと言いたい」と引退のニュースを受け入れた。

7月12日に右肩のコンディション不良で1度目の出場選手登録抹消時にLINE(ライン)で連絡をすると「肩が痛いです」と返信が来た。「ゆっくり治して、250セーブの目標もあるし頑張って」と励ましの言葉で返していた。

藤川は入学当初、ハンドボール部に入りたいと言っているのを聞いた。「僕は『野球部入らないんだったら球児という名前も変えろ』と言いましたね」。その誘いがなければ、ここまで球界を代表する投手も誕生しなかったかもしれない。引退発表後の残りのシーズンについては「今の状態は本人が一番分かっていると思います。頑張れとか、こちらからは何も言いません」。右肘痛を抱えていた中学時代、大事に育てた恩師は、最後まで優しかった。