オリックス山本由伸投手がソフトバンク打線を7回2安打無失点に抑え、7月12日以来51日ぶりとなる今季4勝目をゲットした。

「とにかく勝ち(星)から遠ざかっていた。ホッとしています。ここから全部を、勝っていく気持ちで頑張っていこうと思っています」。

試合中に修正を施した。初回に3四球を与えるなど、自己ワーストタイの5与四球と制球に苦しんだ。マウンドで首をかしげるシーンも見られたが「(初回は)感覚がイマイチでした。体のズレがあったりで…。2回からは力まず、いい感覚も思い出せた」と立て直した。相手エース千賀とは今季3度目の対戦となったが、やっと白星を挙げた。

この日は、新生中嶋オリックスになってから初めて宮内義彦オーナー(84)が京セラドーム大阪へ観戦に訪れた。統帥は、投打の軸が躍動した勝利を見届けると高らかに笑った。【真柴健】