阪神6番手の能見篤史投手は粘りの投球だった。延長10回、1点を勝ち越されて、なおも2死三塁で救援登板。

村上、塩見に連続でストレートの四球を与えて満塁のピンチを背負ったが、エスコバーを低めフォークで遊飛に詰まらせた。矢野監督は「能見もあそこで(加点させず)1点で頑張ってくれたから、最後何とかという雰囲気を作れた」と評価した。藤川が前日1日に引退を表明。1学年上のベテラン左腕が意地を見せた。